ワイン好きですが“ボジョレー・ヌーヴォーは一度も飲んだことがない”のと同様に、「自宅でカレー作らない人なんでぇ」でお馴染みの私。
以前にお土産で頂いた『タイカレー(ゲーン)』は作ったことがありますが、カレーのルーを溶かして・・・なんていう料理はヤマダカツテ作ったことがありません。
しかし2015年。
私の中で“呼ばれてないのに勝手に行くぞインド熱”が高まっていることもあり、スパイスを利用して調理するカレーはもう何度も作っています。
という訳で、今回のブログ記事は【インドへの道 #11】。
『ゴアンプロウン』というカレーの紹介です。
ゴアンプロウン(ゴア風エビカレー)/南インド
ゴアン=南インドの地名「ゴア州の・ゴア風」という意味。
プラウン(プロウン)=エビですね。
南インドは海に面していますから、今回のエビなど魚介・海鮮系食材を使った料理が多いのです。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- エビ(ブラックタイガーなど)6尾
- タマネギ半分
- ニンニク1片
- ショウガ1片
- トマト半分
- ココナッツミルク200ml
- 水200ml
- 酢大さじ1
- 砂糖小さじ1/2
- 塩適量
- サラダ油大さじ2
- 香菜(パクチー)適量
- コリアンダー小さじ2
- クミン小さじ1
- カイエンヌペッパー小さじ1/2
- ターメリック小さじ1/2
- (テンパリング用)サラダ油大さじ1
- マスタードシード小さじ1/2
- 赤唐辛子2本
※コリアンダー以下はパウダースパイス
※テンパリング用のマスタードシード・赤唐辛子はホールスパイス
作り方
- エビは殻をむいて背ワタを取る
- タマネギは薄切りにニンニク・ショウガはせん切りにする
- サラダ油を熱してタマネギ・ニンニク・ショウガを強めの中火で炒める(タマネギが色づくまで)
- ざく切りにしたトマトを加えて炒める(ほぼペースト状にする)
- 弱火にしてパウダースパイス・塩を加えて炒め合わせる(焦げないように30秒ほど)
- ココナッツミルク・水・酢・砂糖を加え強火でひと煮立ちさせ、フタをして弱火で煮る(10分ほど)
- エビを加えて中火で煮る(2分ほど)
- 別の小さいフライパンなどにテンパリング用のサラダ油を熱してマスタードシードを加える(フタをして跳ねなくなるまで)
- ホールスパイス(赤唐辛子)を加えて色づいたら、鍋に加え混ぜ合わせて塩で調味する
- ざく切りにした香菜を散らして完成
モッサリしていなくサラサラとしてスープのようになっています。
食べ方としては、スプーンでライスをすくってゴアンプロウン(ゴア風エビカレー)をちょいつけして食べる方式です。
ココナッツミルクの甘さの中にもショウガや酢の酸味が効いていてサッパリと食べられます。
他のスパイスを使った辛い系のインド料理よりも、ココナッツミルクのおかげなのか辛さが穏やかで食べ易く美味しいです。
エビの種類や違いについて
ここでエビの種類について少し。
エビ(海老・蝦)の英語・カタカナ表記として幾つかある、例えば「ロブスター」「プラウン(プロウン)」「シュリンプ」。
その区別として諸説あるようですが、基本的には“大きさ”で分けることが多そうです。
イセエビ(伊勢海老)やオマール海老などの大型であってハサミを持ち歩行するものを「ロブスター」。
クルマエビやブラックタイガーなどの中型で泳ぐものを「プラウン(プロウン)」。
それより小型サイズで小エビと呼ばれるものを「シュリンプ」。
厳密に言ったらもっと他の違いもあるのかも知れませんが、基本的な考えとして「ロブスター>プラウン(プロウン)>シュリンプ」という大きさの順が分かっていれば良いのではないでしょうか。