そう、私はその料理を食べますと小さい頃の日曜日のお昼を思い出します。
ソレが理由ではないのですが、ナポリタンを自分で作って食べるということはありませんでした。
外食も含めてパスタ自体は好きなんでチョイチョイ作ってはいますが、ナポリタンだけは、なんかねぇ。
そんな私が作ってみようと思い立った吉日は、そう『ごてあらポー!!(御殿場高原あらびきポーク)』を購入した日。
結構な量が入っている大型パックを買いましたので、そのウインナーソーセージが正直余り気味なんですね。
で、「ウインナーを使った料理って何があるっけ?」と色々と考えてみたところ、ナポリタンが頭に浮かびまして。
それじゃぁ久し振りに作ってみようじゃないか、と重いギックリ気味の腰をあげてみることにしました。
記憶上、多分10年以上は作ってないんじゃないでしょうか。
イタリアの料理名と地名の関係性について
よく言われるコトだとも思いますが、『ナポリタン』とイタリアのナポリは直接的には関係が無いというヤツ。
その他に、きっと多分その地名から来てるんだろうなぁという料理名。
- 「ジェノベーゼ」 ジェノヴァ/リグーリア州(イタリア北部・フランス側の海岸線沿い)
- 「カプレーゼ」 カプリ島/カンパニア州(イタリア南部・つま先の直ぐ上)
- 「ボロネーゼ」 ボローニャ/エミリア=ロマーニャ州(イタリア北部・半島の付け根部分)
有名どころで言うとこんな感じでしょうか。
で、ナポリタンもカンパニア州の“ナポリ風”から来ているかとも考えますが、なんか違うようですね。
サンロード(菊名)の「ミラネーズ」名前の由来が謎
その他にも、もう一つネーミング的な話を。
私が最も好きな洋食店の一つ「サンロード(横浜市港北区菊名)」。
そちらに『ミラネーズ』というパスタがあるのですが、そう聞くとミラノ/ロンバルディア州(イタリア北部・ほぼ真ん中辺り)から来ている感じも受けます。
ちなみに、そのサンロードのミラネーズの具材はアサリやブナシメジなど。
塩コショウとバターでシンプルに味付けされており、決してスープっぽくなくてどちらかと言うと炒め系で(良い意味で)パサパサな感じ。
スパゲッティの麺自体の美味しさを味わうようなパスタであり、私はこのお店で一番好きなメニューです。
で、この『ミラネーズ』を色々と調べてみると、なんか定義が無いというか各お店によって違うので「これぞ」っていうパスタが見つからないんですよねぇ。
そもそも、ミラネーズというパスタは存在しない感じも・・・
おのおのの店が“ミラノ風”をネーミング的にイメージして勝手にやっちゃってる気もします。
この辺はもう20年近く解決しない疑問点になっていますので、どなたかその定義を知っている方が居ましたら教えてくださいませ。
話をグッと引き戻して、『ナポリタン』のお話。
そんな訳で、ケチャップで何とかして作ってみたいと思います。
スパゲッティ ナポリタン
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- ウインナーソーセージ5本ほど
- タマネギ半分
- ピーマン2個
- マッシュルーム適量
- ニンニク1片
- オリーブオイル大さじ1ほど
- 塩コショウ適量
- ケチャップ大さじ6ほど
- ソース大さじ1
作り方
- お湯を沸かして沸騰したら塩を加えスパゲッティを茹でる
- ケチャップ・ソースを混ぜて合わせ調味料を作る
- 各具材を適当な大きさに切る
- オリーブオイルでニンニクを炒める
- 香りが出たら各具材を炒める(ピーマンを適量取り置きしておく)
- 茹で汁・スパゲッティ・少量のオリーブオイルを加えて塩コショウで調味し混ぜ合わせる
- 合わせ調味料を加え、中~強火でしっかりと調味料が絡むようによく炒める
- 取り置きしたピーマンも含めて器に
「ケチャップで何とかした・・・」とか言って、ちょっと低めに見てしまっていた自分が恥ずかしいです。
作らなかった10年以上の期間、「俺は一体何をしていたんだ」と落ち込んでしまう位の美味しさでした。
作り方のポイントや隠し味的なこと
そんなナポリタン。
きっとどこのご家庭でも独自の作り方というか味付けがありそうですよね。
- ニンニクも使って風味を出す
- ソースも入れて隠し味に
- 2種類のピーマンを楽しむ
私の場合は今回改めて作ってみて、上記のようなポイントに好みを感じました。
ピーマンは最初に少しだけ炒めた若干苦味のあるものと最後まで炒め続けるものと2種類を使って、味に大人のアクセントを出します。
緑として見栄えも良くなりますし。
今後として、このナポリタンを自分のレパートリーのひとつに加えたいと思います。