夏が旬のスルメイカ。
今夏もよく食べさせて頂きました。
調理方法としてはお刺身・イカソーメンだったり単純に焼いてみたり。
今回は少し変わった料理と言うか、上記の調理方法に比べると明らかに作り方の手順が多くなるのも事実。
スルメイカのふわふわ団子
“団子”とは言っていますが、いわゆる“つみれ・つくね”という感じでしょうか。
それなりに手間がかかっている料理なので美味しさに期待も大です。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- スルメイカ(胴のみ)2はい(200gほど)
- 長芋(すりおろし)20g
- タマネギ1/8個
- ニンジンタマネギと同量程度
- 片栗粉小さじ1
- 酒小さじ1/2
- 醤油小さじ1/2
- 塩適量
- 水(例えば鰹・昆布だし)200ml
- 醤油小さじ2
- みりん小さじ2
作り方
- スルメイカは皮をむき適当な大きさに切って、ミキサーにかけてなめらかにする
- すりおろした長芋もミキサーに加えてよく混ぜ合わせる(別ボウルへ)
- みじん切りにしたタマネギとニンジン・片栗粉・酒・醤油・塩を加えてよく混ぜ合わせる
- スプーンなどで団子状に丸めて片栗粉(分量外)をまぶす
- 作ったイカ団子を熱湯に軽くくぐらせる
- 水(出汁)以下の材料で吸い地を作って、煮立ったらイカ団子を入れて弱火で煮る
- 全体的に火が通ったら完成
噛んだ時のフワフワがまず美味しさを感じさせてくれます。
歯ごたえとしてはそのフワフワ感なのですが、舌触りとしてはツルツルと表現した方が良いかも知れません。
また、ミキサーでイカをすりつぶした訳ですが意外にその食感も残っています。
そのイカ自体のコリコリした食感とタマネギやニンジンのシャキシャキ感が合っているというかギャップも又良し。
味付けとか作り方のポイント
味付けについても調理中は「これではあまり味がしないんじゃないか」と思っていましたが、実際食べてみるとしっかりと味が付いています。
「吸い地」というタレ・スープをイカ団子が文字通りよく吸ってくれている感じです。
逆にスープ側にもイカの旨味がよく出ていて美味しいです。
材料的にはスルメイカ1ぱいでおおよそ一人分として算出。
そのスルメイカ1ぱい分で6個のボール・団子を作るほどのサイズ感でしょうか。
もろもろと他材料を入れ過ぎてしまうとイカ団子が上手くつながらず成形できないので、水気は少なめというイメージは持っておいた方が良いかと。
スルメイカは大きいサイズのものが良い
ここからは私的な考えとなりますが、やはりイカは大きいサイズのものが良いですよ。
バライカに代表される小さいサイズのイカよりも、その成長して大きくなったスルメイカの方が良いと思います。
その方が良い意味で硬さがあり歯ごたえもプリプリ・コリコリしていて美味しい。
下処理としても、特に皮をむくのが大きいサイズの方が簡単だと思いますし。
バライカなど小さいサイズのものは身が柔らかいのが特徴。
つまり皮も柔らかいので、むく途中でぶつぶつと切れやすく手間がかかります。
そもそもバライカなら皮が柔らかく気にならない程度だとも思いますので、そのまま食べても良さげです。
お刺身で食べるなら皮をむくのが当たり前で、それ以外にも皮をむく調理方法の場合(今回のイカ団子もしかり)はある程度の大きさのスルメイカの方が味も含めてベストだと思います。