クリスマス料理ということで去年は『一晩マリネしたローストチキン』を作りました。
やはり今年も同様にお楽しみな鶏(チキン)料理をと。
したら、『ガランティーヌ』しかないじゃないですかっ。(急に)
ガランティーヌはフランス料理でお馴染み。
すごく簡単に言うと“鶏肉の詰め物”料理。
ミンチ状態にした鶏肉を、コレマタ鶏の皮でくるんで焼き上げます。
ミンチ肉もそうですが、焼き上げた後もその使用食材(ベーコンなど)や調理法などから加工肉というか“ソーセージ”という印象も受けます。
実際に作ってみると、味や香りなどのイメージがソーセージに近い感じもありますね。
若鶏のガランティーヌ風
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 鶏もも肉2枚
- 鶏レバー1個
- ベーコン1枚
- タマネギ1/4個
- サラダ油適量
- ナツメグ適量
- パン粉大さじ2
- 水50mlほど
- 塩コショウ適量
- 黒コショウ(ホール)お好みで
作り方
- 鶏もも肉を肉と皮とに切り分ける
- 鶏レバー・ベーコンをみじん切りにする
- みじん切りにしたタマネギをサラダ油でザッと炒める(冷ましておく)
- 鶏もも肉の肉部分を細かく切り包丁でたたいてミンチ状態にする(もしくはミキサーやフードプロセッサーを使用)
- 鶏肉・鶏レバー・ベーコン・タマネギ・ナツメグ・パン粉・水・塩コショウを粘り気が出るまでよくかき混ぜる
- アルミホイルに鶏皮を開いてのせ、その上に適量のタネものせて巻き形を整えておく
- アルミホイルをたこ糸で縛り、オーブンで焼く(15分ほど)
- たこ糸やアルミホイルをはずして完成
- 仕上げに砕いた黒コショウかけるのはどうでしょう
食べごたえもありますし、その溢れ出る肉汁がこの料理の美味しさかと思います。
そんな脂分・肉汁についてですが、焼く前にはアルミホイルで巻いて形を整えておきます。
焼き上げた後、アルミホイルをはがす際に中から結構な肉汁・皮汁が溢れ出てくるのでご注意ください。
また、ガランティーヌ自体に味は付いているのでそのまま食べても美味しいのですが、お好みのソースをかけるのも良いと思います。
私は自作しておいた「ヴィネグレットソース」いわゆるフレンチドレッシングで頂きました。
余りがちな鶏肉のタネを別料理にリメイク
レシピの二人分の材料は、一人分として鶏皮を1枚使いたいのでそれに合わせて鶏肉自体も2枚使用しています。
鶏肉を2枚使用するということはタネもそれなりの量を作ることになります。
ですので、余ってしまったタネは翌日など良きタイミングで鶏皮の代わりに別の食材で巻いたり、タネそのものでハンバーグにリメイクするのはどうでしょう。
ガランティーヌはタネさえ作っておけば後は何かしらで巻いて焼くだけなので、レシピ的には意外と簡単だなと気付きます。
基本的な作り方は同様ですが、単純に鶏皮の代わりにキャベツを使っています。
いわゆるロールキャベツという感じでしょうか。
それともう一品。
後日、余った肉ダネで「ハンバーグ」も。
ガランティーヌ用のタネには既に味付けもされているので、単純にそのままハンバーグとして焼いただけ。
こちらも美味しかったです。
鶏の脂が肉汁となって非常に良い感じ。
ガランティーヌは“蒸し料理”で冷やして食べても美味しい
ガランティーヌは本来オーブンで焼くことになると思います。
ですが我が家のオーブンは現在ぶっ壊れているので、毎度おなじみ「フィッシュロースター(名機・象印EF-VT40)」を使用して焼き上げました。
焼き上げるとは言いますが、アルミホイルで巻いて直接的に熱や火をあてている訳ではないので皮はパリッとはしていません。
食感としては柔らかく、どちらかと言うと“蒸し料理”な感じ。
また、冷蔵庫で一旦冷やしてから“冷菜”として食べても美味しいと思います。