私がインド料理に興味を持つキッカケになったのも、この『サグチキン』というカレーだったりします。
たまたま入ったインド料理屋さんでランチを頼もうとメニューを見ると基本的なカレーが並んでいました。
その中でもひときわ“緑色”したこのカレー『サグチキン』が単純に私の目を引き付けまして。
サグチキン(ほうれん草と鶏肉のカレー)/北インド
他のカレーは何となく食べたこともあったり又それらの名前から味の想像もつきましたが、恥ずかしながら『サグチキン』は存じ上げていなかったのです。
サグ=ホウレンソウ(青菜とか葉物野菜全般)
チキンに関しては勿論分かりますが、「サグって?」と思い店員さんに聞いてみたところイワユル「ほうれん草」とのこと。
厳密にヒンディー的に言うとサグは青菜とか“葉物野菜全般”を意味するらしいので、ほうれん草限定ではないようです。
でも日本人的に言えばサグ(サーグとも言う)=ほうれん草ってことで良いじゃないですか。
という訳で、今回のブログ記事は【インドへの道 #14】。
サグ(ほうれん草)とチキンのカレーを作ってみようと思います。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 鶏もも肉300g
- ほうれん草1わ
- タマネギ半分
- ニンニク1片
- ショウガ1片
- トマト半分
- 水100ml
- 生クリーム大さじ1
- サラダ油大さじ3
- 塩適量
- (仕上げ用)ショウガ適量
- クミンシード小さじ1
- コリアンダー小さじ2
- ターメリック小さじ1/2
- カイエンヌペッパー小さじ1/3
※クミンシードはホールスパイス
※コリアンダー以下はパウダースパイス
作り方
- 鶏もも肉は皮をむいて一口大に切る
- タマネギ・ニンニク・ショウガをみじん切りにする
- ほうれん草をシンナリする程度に茹でて絞る
- 根元を切り落とし、ざく切りにしてミキサーにかける(ペースト状にする)
- サラダ油を熱してホールスパイス(クミンシード)を加える(中火で泡が立つまで)
- タマネギ・ニンニク・ショウガを加えて強めの中火で炒める(タマネギが明るめに色づくまで)
- ざく切りにしたトマトを加えて炒める(水分をとばしてペースト状にする)
- 弱火にしてパウダースパイス・塩を加えて炒め合わせる(焦げないように30秒ほど)
- 鶏もも肉を加えて中火で炒める
- 水を加え強火でひと煮立ちさせ、フタをして弱火で煮る(10分ほど)
- ほうれん草ペースト・生クリームを加え、強火で煮立たせながら混ぜ合わせて塩で調味する
- せん切りにした仕上げ用のショウガをのせて完成
ただ、味の感想としてはコクがもう少しあっても良いかなぁと思いました。
その見た目・グレイビー感から単純に味が濃いという印象でしたが、実際に食べてみると意外とあっさりしていました。
でも、主食材はサグ(ほうれん草)という葉物野菜な訳ですし、スッキリさせる為のアクセントになるショウガも入っているので相応な味なのかも知れません。
どちらにしろ、作り方のコツとして“水っぽく”ならないように水分量には気を使った方が良いと思います。
サグパニールもあるでよ
ちなみに、今回作ってみたサグチキンというカレー。
ほとんど同じ作り方で、チキンではなく『パニール(インドのチーズ)』を使ったカレーも私の持っているレシピ本に載っています。
名称としては『サグパニール』。
作り方・レシピとしては、チキンの部分が単純にパニール(インドのチーズ)に置き換わっただけ。
ということは、「サグほにゃらら」というカレーなどの料理が他にも存在する可能性は高く。
つまり、このサグペーストは色々な食材にも使い回しが出来そうですよね。
万能ソースと言うか。