いや勿論その料理の名前は知っていましたし、中華料理だということも理解できています。
しかし食べたことは記憶上無かったと思いますし、自分で作ってみたことも今まで一度もありません。
そんな『天津飯(てんしんはん)』。
ご飯の上にトロトロ卵をのせ、さらに“あん”がかかった料理という完成形イメージが頭の中にはあります。
ですが定義とか、そもそも「天津」って何?という話。
天津飯
天津飯のことを調べてみると、中華料理だと先述しましたが厳密には日本独特の“中華風”料理。
中国には天津という都市がありますが、そことも別に関係がある料理ではないみたいです。
色々と定義とか作り方もあるようですが、総合的に考えると下記2点は最低限必要なことかと。
- 溶き卵にカニを入れて焼き、イワユル「かに玉」を作る
- ご飯にのせて、片栗粉でとろみをつけた「甘酢あん」をかける
この「かに玉」と「甘酢あん」が最大のポイントのよう。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 卵4個
- カニカマ4本ほど
- 塩小さじ1/2
- ごま油適量
- 万能ネギお好みで
- 水200ml
- 醤油大さじ1
- 酢大さじ1
- 砂糖大さじ1
- 片栗粉小さじ2
- 中華だし(鶏がらスープの素など)適量
作り方
- 水以下の材料をよく混ぜて甘酢あんを用意しておく
- 卵を溶いて、細かく割いたカニカマ・塩を加え混ぜ合わせる
- フライパンを熱してごま油で溶き卵を焼く(かき混ぜながら半熟になるまで)
- ご飯の上に半熟卵をのせておく
- 同じフライパンで甘酢あんの材料を弱火で混ぜながら煮る
- とろみが出てきたら半熟卵にかける
- 小口切りにした万能ネギもかけて完成
熱々な「甘酢あん」が味の決め手です。
「かに玉」もトロトロだったり逆に固めに焼いてみたりすることで、甘酢あんとの食感の違いも楽しめるかなと思いました。
天津飯にはグリーンピースという定番もあるみたいですが、私は大好きな万能ネギにしています。
いやぁしかしこの料理は、とにかく調理時間が短い。
あんも溶き卵も直ぐに火が通るのでスピーディーに出来上がりますよ。
かに玉について
なんでも中華料理には「芙蓉蟹(ふようはい・フーヨーハイ)」と呼ばれるカニ肉の入った卵料理があるみたい。
本格的に天津飯を作る場合はその芙蓉蟹を使った方が良さそうですが、あくまでも料理テーマとして簡単に作りたい私は“カニカマ”を使いシンプルにしています。
そんなカニ風味のカマボコ以外にシイタケやニラなどを入れて作ったりもしましたが、そちらも美味しかったので具材としてオススメです。
甘酢あんの作り方
かに玉と同様に、甘酢あんも時間をかけずに簡単に作りたい。
材料を合わせるだけ準備しておき、かに玉が完成しご飯の上にのせたら同じフライパンを使い回して作ります。
洗い物を減らせることも重要な作り方のポイントの一つ。
甘酢あんの材料は火にかけたら1分もしないで固まり完成するので簡単です。
そう考えると甘酢あんは、天津飯だけでなく他の料理にも使えそうなので良いと思いました。