今回のブログ記事は【インドへの道 #10】。
作ってみる料理は『チキン・チリ・フライ』。
チキン=鶏肉
チリ=唐辛子
フライ=炒める
それぞれはこのような意味になるのかと。
フライと言うと揚げるイメージを単純に思ってしまいますが、インドでは主に“フライパンで炒める”ことのようです。
また、インドのお肉料理と言うとチキン(鶏肉)を使ったものが多いですよねぇ。
以前に幾つか作ってみたお肉料理もチキンでしたが、それはきっと宗教的な事柄が影響しているんだと思います。
※参考記事『タンドーリチキン』『チキンマライティッカ』『チキン65』
で、今回作ってみる『チキンチリフライ』。
とりあえず、まずはレシピから。
チキンチリフライ(鶏肉の辛み炒め)/南インド
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 鶏もも肉300~350g
- タマネギ1個
- トマト半分
- ニンニク2片
- ショウガ1片
- 青唐辛子2本
- レモン汁大さじ1
- サラダ油大さじ2
- 塩適量
- 香菜(パクチー)適量
- 赤唐辛子2本
- コリアンダー大さじ2
- クミン小さじ1
- ターメリック小さじ1
- カイエンヌペッパー小さじ1/3
- 黒コショウ小さじ1/3
※赤唐辛子はホールスパイス
※コリアンダー以下はパウダースパイス
作り方
- タマネギ(半分)からレモン汁までをミキサーにかけてペースト状にする
- パウダースパイスも混ぜてマリネ液を作り、皮をむいて一口大に切った鶏肉をもみ込む(30分ほど冷蔵庫におく)
- サラダ油を熱してホールスパイス(赤唐辛子)を加えて色づいたら、薄切りにした残り半分のタマネギを加えて強めの中火で炒める(タマネギが色づくまで)
- マリネ液も含めた鶏肉・塩を加えて混ぜ合わせ、フタをして蒸し焼きにする(5分ほど)
- フタを取って水分がほぼ無くなるまで炒める
- 塩で調味して、ざく切りにした香菜を散らして完成
この料理『チキンチリフライ』の調理的な特徴として、水気を飛ばすこと。
実際に作ってみて分かりましたが、その水気を飛ばすのに結構時間が掛かりました。
ですので、マリネ液自体を最初から少なめにした方が良いのかなぁとも思います。
ただ、鶏肉自体も美味しいのですが、特筆すべきは一緒に炒めたタマネギやマリネ液(タレ)のソースがコレマタ非常に美味しかったのです。
タレと言うか、長い時間炒めた分その粉っぽいところが香辛料の美味しさを凝縮した感じと言うか。
ということは、マリネ液はやはりそれなりの量が無いと美味しさ・旨味が出ない感じもしますねぇ。
チキンチリフライに香菜・パクチーは必須か?
チキンチリフライは味的にやや飽きやすい部分もあるので、「香菜(パクチー)」を生で少々多めに入れて味のアクセント・変化に使うと良いと思いました。
そんな香菜・パクチーですが、なんか最近スーパーに置いていないんですよねぇ。
私のよく行くイキツケのスーパーに以前はあったのですが、この夏の猛暑の影響なのかここ最近は置いてないというか入荷・仕入れをしていない雰囲気。
あまり収穫されていないのか、人気が無いのか。
手に入れること自体がやや難しくなったと感じているのは私だけでしょうか。
そして上記の写真の量(2束分)で350円ほどはしましたし、場合によってはこれよりも少ない量で500円ほどで売られているのも見たことがあります。
ですので、結構お高い野菜でもあるんですよねぇ。
香菜・パクチーを切らしてしまっている際に何か他の野菜で代用出来れば良いのですが・・・
あの独特な香りの代用というのも難しいですよねぇ・・・