さてさて、今回のブログ記事は【インドへの道 #17】。
作ってみる料理は『ポークヴィンダルー(ビンダルー)』です。
ん?知らない?
ご存知ない?
ポークは豚肉だとして、ヴィンダルー(ビンダルー)という料理がインドにはありまして。
豚肉などの具材をワインビネガー・ニンニク・塩・スパイスなどで漬けこんでから焼いた料理のよう。
味の特徴としてはビネガー部分からくる“酸味”みたいです。
で、今回の『ポークヴィンダルー』。
これが凄く美味しく出来ましてですね。
基本的には値段の安さからいつもは“チキン(鶏むね肉)”カレーが多いのですが、毎回ポークが良いなぁと思えたほど。
ポークヴィンダルー(豚肉の酸味カレー)/南インド
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 豚肉(一口大)250g
- タマネギ半分
- トマト半分
- 水100ml
- サラダ油大さじ2
- 塩適量
- ニンニク(すりおろし)1片
- ショウガ(すりおろし)1片
- 白ワインビネガー大さじ2
- 酢大さじ2
- ココナッツミルクパウダー大さじ2
- 塩小さじ1
- 砂糖小さじ1
- コリアンダー大さじ1
- パプリカ小さじ2
- カイエンヌペッパー小さじ1/2
- 黒コショウ小さじ1/2
- ターメリック小さじ1/2
- マスタードシード小さじ1/2
- カルダモン5粒
- クローブ5粒
- ローリエ2枚
※コリアンダー以下はパウダースパイス
※マスタードシード以下はホールスパイス
作り方
- ニンニクからマスタードシードまでの材料を混ぜてマリネ液を作る
- 豚肉を加え混ぜ合わせて冷蔵庫におく(3時間ほど)
- サラダ油を熱してホールスパイスを加える(カルダモンが膨らむまで)
- 薄切りにしたタマネギを加えて強めの中火で炒める(タマネギが色づくまで)
- ざく切りにしたトマトを加えて炒める(ペースト状になるまで)
- 豚肉をマリネ液ごと加えて軽く炒める
- 水を加え強火でひと煮立ちさせ、フタをして弱火で煮る(25分ほど)
- 煮込みながら時々混ぜて水分調整する
- 塩で調味して完成
まず単純に、やはり酸味が非常に特徴的。
白ご飯ともよく合いますし、食が進むというイメージです。
もちろんスパイスも効いていますので“すっぱ辛い”とでも言いましょうか。
豚肉の漬けこみ時間は長めに
特筆すべきは豚肉の美味しさです。
私は元から“酢大好き人間”でもあるのですが、その酸っぱさが豚肉によく染み込んでいて噛むほどに美味しい。
豚肉はマリネして冷蔵庫で3時間は置きました。
最低でもこの時間程度は置いておいた方が味が染み込んで良いということでしょう。
場合によっては一晩置いても良いと思います。
水分量や煮込み時間などについて
以前に作りました『マドラスビーフ(マドラス風 牛肉カレー)』も同様ですが、いわゆる(水分が多めの)カレーと言うよりも具材を味わう“おかず”の印象です。
今回はその具材が豚肉なので「豚肉のスパイスビネガー煮込み」みたいな料理。
ですので、水の量は少なめで作った方が美味しいと思います。
あまりシャバシャバ系になり過ぎないよう水分量や煮込み時間など適宜ご調整お願い致します。
私の場合は最初に水100mlを入れて途中の継ぎ足しは無し、煮込み時間は25分ほどで作ってみましたよ。