もうすぐ2015年も終わり。
季節的にも寒くなってきましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
で、もちろん飲んでますよね、日本酒。
え?飲んでない?
「ビールを飲んでる」?
あぁそうですか。
確かに、寒い時期に飲むビールも美味しいですもんね。
私はここ数年。
お店でお酒を頂く際、最初の一杯目は生ビール。
その後は良きタイミングで日本酒へとスイッチするようになりました。
そんな感じで色々な種類の日本酒を飲むようになった私ですが、どうも苦手というか出来れば飲みたくないものがあります。
そう、それは『燗酒(かんざけ)』です。
飲まず嫌いの燗酒について見直しておこうか
日本酒を加熱して飲む行為“燗”。
よく聞くキーワードとしての「熱燗」。
私は日本酒好きではありますが、この“燗”だけはちょっとねぇ。
まったく飲まない・飲めないという訳ではありませんが、単純に冷や(常温)や結構強めに冷やしたものをクイッとスッキリ飲む方が好きなのです。
が、ここ最近の日本酒ブームの中でも“燗”という言葉はよく耳にしますし、同じお酒だったとしても冷やで飲むのと熱を加えて飲むのでは違う表情が・・・なんていう楽しさも理解できます。
ですので、ここはひとつ。
このタイミングで私の中で『燗酒』についても見直しておこうかと。
燗酒を飲む場合に使う酒器
私は自宅で日本酒を飲む際、その時の気分によって色々と酒器を変えています。
まぁでも基本的にはガラス系のグラスを使うことが多いですかね。
少し径の大きいグラスで飲む方が好きなので、おちょこサイズのものではなくどちらかと言うとロックグラス寄りのものを使っています。
吟醸系の日本酒を飲む場合はワイングラスもその対象になります。
ですが燗酒を飲む場合はガラスという選択肢は無くなり、また“どうやって日本酒を温めるのか”という部分にも影響されて下記の酒器を使うようにしています。
特にオススメなおちょこがコレ↓
このおちょこ。
材質感が手に馴染みますし、そのサイズ感と共に私の酒器の中でもお気に入りのモノ。
日本酒を温めて飲む燗酒の作り方
イメージ的に燗酒の作り方としては“磁器のとっくり”だったり“ちろり”などを使う感じもしますが、私は陶器のそれ。
使い方・温め方としては、沸騰後に火を止めた熱湯に適量の日本酒を入れてラップをしたとっくりごと浸けまして4分ほど放置。
飲み頃なお好みの適温に温まりましたら完成です。
直火で熱したり電子レンジを使うのではなく、じんわりと加熱する方式をとっています。
今回、燗にしてみた日本酒は「鯉川 純米/鯉川酒造(山形)」です。
うん。
飲んでみて、まぁ慣れていない部分もありますが美味しい。
のどで感じる旨味とその後に鼻から抜ける香りの甘さが、燗にしたことで増したように思います。
香りや温度を重視するなら酒器を見直した方が良いのか
燗酒うんぬんは置いておいて“日本酒の香り”と考えると、やはりクチ部が狭くなったイワユル徳利(とっくり)を使った方が良いのかも。
私は生粋の洗い物嫌いですから、出来るだけ使う食器類は少なくしたいという基本的な考えがあります。
ですので、その効率も考えて日本酒を飲む際は冷蔵庫で冷やしておいた瓶から直接グラスに注いで飲むタイプです。
何回も注ぐのは面倒なので、ある程度多めの量を注いでグラスに入れてしまいます。
そしてチョビチョビ飲みますのでそれなりに時間がかかり、その間に温度もぬるくなってきますし香りも消えてしまいやすいです。
より香りや温度を重視するならばワンクッション入れるというか、まず瓶から徳利(香りが逃げにくい形状)に入れて、そこから随時おちょこ(ひとくちサイズ)に注いでは飲むというスタイルの方が良い感じもしています。