この時期5月~6月ごろが旬だと思われるお魚。
とは言うものの、その時期以外にもスーパーでちょくちょく見かける時もあるのですが、やはりこの時期に食べたいと思えるお魚です。
で、まず大前提としてモチモチした身の弾力を味わう為にも「お刺身」系で頂くのがベター。
イサキのお刺身の美味しさと言ったら、私の中での好きなお魚ベスト3に入っている魚種のひとつです。
そんなイサキの調理方法については、以前のブログ記事『イサキは皮も旨いのか?湯霜造りや塩焼きにして食す(白子含む)』に書いていますので宜しかったら読んで頂くとして。
そして今回はイサキを“和”ではなく、フレンチとして調理してみたいと思います。
イサキのポワレ マスタードソース
はい、出ました「ポワレ」という調理法。
ポワレって何だい?って話ですが、簡単に言うと「ポワル(フライパン)を使って焼く」というフランス語の意味になるでしょうか。
ただ定義というか色々な意味合い・作り方があるみたいですが、まぁ難しいことは置いておいて今回作る料理も便宜上「ポワレ」と呼ぶことにします。
なんか、そう呼ぶ方がカッコイイですし。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- イサキ1尾
- 塩コショウ適量
- サラダ油適量
- 白ワイン40ml
- 茶色系のフォン(例えばフォンドヴォー)大さじ3
- 生クリーム大さじ1
- 塩コショウ適量
- 粒マスタード大さじ2
- パセリ適量
- (リゾットなど)2人分
作り方
- イサキのうろこを取り三枚に下ろして骨も取る(もちろん皮は引かない)
- 塩コショウを振ったイサキ切り身をサラダ油で皮目から中火で焼く(身が反ってきたら軽く押さえる)
- 皮目が焼けてフチが茶色くなってきたら(出てきた余分な油は拭き取る)、フタをして弱火で火を通す
- 全体的に身側も白くなってきたら切り身を取り出して油を切る
- イサキ切り身を焼いたフライパンに白ワインを入れて軽く煮詰めて、フォン・生クリームを加えて煮立たせる
- 塩コショウで調味し火を止めて、粒マスタードを加え混ぜ合わせてソースを作る
- ソース・リゾットなどを敷いてイサキを盛り付ける
- お好みでパセリとか散らすのはどうでしょう
まず、イサキ自体が皮も良い感じに焼けて身は柔らかく美味しいのです。
そして、ザ・フレンチなマスタードソースのピリ辛さと酸味がとても食欲をそそる。
基本的にはナイフとフォークで食べるのが良いと思いますが、スプーンなどを使ってある程度イサキをほぐして混ぜて食べても美味しいと思います。
ポワレの下にはリゾットやマッシュポテトを
『イサキのポワレ』を単品として作っても勿論良いとは思いますが、今回はワンプレート的な感じで。
焼いたイサキの下には別段で作っておいた「リゾット」を敷いています。
私の持っているレシピ本にはこのリゾット版が掲載されていますが、私はリゾットの代わりに「マッシュポテト」を使用したものも作ったことがあります。
単純にリゾットを作るのが面倒くさくてジャガイモがあったのでマッシュポテトを作って合わせてみたのですが、こちらも美味しかったのでオススメですよ。
“野菜の付け合せ”として理に適っている感じもしますし。
そしてイサキはウロコが凄いので、以前ブログで紹介した『専用道具・うろこ引き』などを使って取り除くことも忘れずに。