数年前から『インド』という国に興味を持ちまして、そのインドの公用語・ヒンディーの本を買ってモロモロと勉強している次第です。
熱しやすく冷めやすいの真反対“熱しにくく冷めにくい”性格の私ですから、新しいモノには中々飛びつかずに人よりかなり遅れてマイブームが来ます。
で、ブームが来たら結構長い期間それにハマるもんですから、そのヒンディーの本も浅~く長~く読んでいたりします。
そして、ひょんなことから又インドブームが私の中で高まりまして。
2016年頃には実際にインドに行こうかなんて計画で勝手に盛り上がっています。
という訳で引き続き“言葉”としてのヒンディーは勉強しておくとして、それ以外にも“料理”としての食文化というのもやはり重要な知識。
元より「三度の飯より四度の飯」な私は食べることが好きですし、インド料理屋さんにもよく行きますのでそれなりのインド料理に関する知識(料理名など)は少なからずあるにはあります。
が、実際にその国の料理を自分自身で作って食べてみることにより単純に知識や経験が増えますしイメージも高まると思いますので、これからは色々とインド料理に意図的にハマってみようかと思い立ち、当企画【インドへの道】発足です。
今回の第1回はインド料理では最もお馴染みではないでしょうか、『タンドーリチキン』を取り上げます。
タンドーリチキン/北インド
とか言ってイキナリでなんなんですが、厳密に言うと『タンドーリチキン』ではありません。
タンドール(窯)で焼いたチキン(鶏肉)という意味ですから、そんなインド料理店にあるような大きな窯は自宅にはありません。
そんなタンドール(窯)の代わりにオーブンで焼き上げるレシピにしています。
さらに言うと、私の場合は絶大な信頼をおいている「フィッシュロースター(名機・象印EF-VT40)」を使いますけども。
なので正確に言うとすると『一晩マリネしたチキンのロースト』という料理名な感じでしょうか。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 骨付き鶏もも肉2本
- レモン汁大さじ1ほど
- 塩コショウ適量
- プレーンヨーグルト50g
- おろしニンニク小さじ1
- おろしショウガ小さじ1
- サラダ油小さじ1
- 塩小さじ1
- パプリカ大さじ1
- ガラムマサラ小さじ1
- クミン小さじ1
- コリアンダー小さじ1
- カイエンヌペッパー小さじ1/2
- ターメリック小さじ1/2
- クローブ小さじ1/4
※パプリカ以下はパウダースパイス
作り方
- 鶏肉の皮をむいて適当な位置に切れ目を入れる
- 鶏肉にレモン汁・塩コショウをもみ込む
- プレーンヨーグルト以下の材料をかき混ぜてマリネ液を作る
- 鶏肉全体にマリネ液をよくからめて切れ目の中も含めてもみ込む
- 保存袋にマリネ液ごと鶏肉を入れて一晩冷蔵庫で保管しておく
- オーブンやフィッシュロースターで焼く
香辛料・スパイスがよく香って美味しく焼き上がりました。
味としては下ごしらえの段階で塩味系をもう少しキツメに仕込んでも良かったかも。
で、特筆すべきは焼き上げたチキンのやわらかさです。
ヨーグルトでマリネするのが鶏肉がやわらかくなる理由
ヨーグルトでマリネしたからなのか、いつものローストチキンよりも断然やわらかくジューシーに焼けた気がします。
調べてみると、ヨーグルトに含まれる乳酸が肉に対して色々な効果を発揮してくれるとかなんとか。
その“ヨーグルト効果”がハッキリと分かるほどのチキンのやわらかさでした。
また、スパイスの種類が多めですが「混ぜ合わせてもみ込んで置いといて(マリネして)焼く」という作り方は手順として簡単だと思いました。
もう少し“赤い色”寄りでの焼き上がりをイメージしていたのですが、それほどでもなく。
赤系スパイスのパプリカやカイエンヌペッパーを多めに入れれば赤い焼き上がりになるのでしょうか。
タンドーリなのか、タンドリーなのか
そんなこの『タンドーリチキン』。
別にタンドリーチキンという呼び名もあるようです。
がしかし、先述したようにタンドール(窯)という言葉から来ている訳ですから私は『タンドーリチキン』派です。
タンドリーチキンという名前だと、私的にコインランドリー・洗うをイメージしちゃうんでね。
また、タンドーリチキンは基本的に“骨有り”の鶏肉を材料にするようです。
私も骨付き鶏もも肉を使っています。
味付けや調理方法などは同様で、骨付き肉ではないチキンを使った『チキンティッカ』という料理もあるのですが、それは又の機会に。