今回のブログ記事は【インドへの道 #6】。
「インドを知る」という目的のもと色々と作ってみているインド料理。
今回は「魚」です。
なんか勝手なイメージですが、インド料理はお魚よりもお肉。
鶏肉のイメージが強くて、海鮮系で言うとエビ位でしょうか。
そんな中でも今回は魚の切り身でもない1尾まるを使っての調理となります。
基本的には「魚のスパイス焼き」ですから、スパイスペーストを作ってお魚にもみ込んで焼くという流れ。
フィッシュフライ(魚のスパイス焼き)/南インド
今回の『フィッシュフライ(魚のスパイス焼き)』に使ったお魚はアジ。
また、インドではお魚の下処理(内臓を取り除くなど)はしないようです。
取り除きながら食べるみたいです。
なんかそれもどうかなぁと思いまして、一般的なアジの下処理としてうろこ(ぜいご含む)・えら・内臓を取り除いてから焼くことにしました。
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- アジ大きめ2尾
- 塩コショウ適量
- 香菜(パクチー)適量
- おろしニンニク小さじ1
- おろしショウガ小さじ1
- レモン汁大さじ2
- 塩小さじ1/2
- 水大さじ2
- コリアンダー小さじ2
- クミン小さじ1
- パプリカ小さじ1
- ターメリック小さじ1/2
- カイエンヌペッパー小さじ1/3
※コリアンダー以下はパウダースパイス
作り方
- おろしニンニク以下の材料とパウダースパイスをかき混ぜてペースト状にする
- アジの両面の適当な位置に切れ目を入れて塩コショウを振る
- アジの切れ目の中も含めてペーストを塗って冷蔵庫におく(1時間ほど)
- フライパン(フタをして蒸し焼き)やフィッシュロースターで焼く
- ざく切りにした香菜とか散らすのはどうでしょう
やや強めにレモンを効かせた方が美味しいと思うので、焼く前のペーストにもレモン汁を入れるのは勿論のこと“追いレモン”もした方がベターだと思います。
また、アジの切れ目は深めに入れてペースト・味をしっかりと染み込ませた方が良いです。
そして盛り付ける際にアジの下にレタスを敷いてみましたが、焼いたペーストのスパイシーさが染みていてこれも美味しくなっていました。
本来の作り方はフライパンですが私はフィッシュロースターで焼きました
本来の作り方・レシピ的には“フライパンで焼く=炒める”のですが、お魚をフライパンで調理するのって難しくないですかぁ。
メカジキとか切り身の状態であれば問題無いのですが、1尾まるだと皮や身がボロボロになり易い。
ですので、毎度おなじみ「フィッシュロースター(名機・象印EF-VT40)」を私は使用して約10分ほど焼きました。
そもそも今回のアジがやや大きめサイズでして、真っ直ぐちゃんと入るフライパンが無かったことがフィッシュロースターを使った理由でもあります。
北インドと南インドの料理について
この『フィッシュフライ(魚のスパイス焼き)』は南インドの料理です。
広大なインドの地理として、南インドは海に面していますから海鮮系の具材の料理も多い。
エビなどを使った『プラウンマサラ(エビのスパイス炒め)』も南インドの料理です。
それに比べると北インドは肉などの具材を使った料理が多い気がします。
ちなみに“インド料理”としてよく登場する地名をいくつか。
まず、北インドの「パンジャーブ(パンジャブ)地方」。
パキスタン側にも分割されているパンジャーブ地方が地図的に言うと上の方にあります。
その下辺りにインドの首都・デリー(事実上の首都はニューデリー)。
そんなデリーの下には世界遺産でお馴染みタージ・マハル。
タージ・マハルは地図的に言うとインドのほぼ中央の左寄りのイメージ。
中央部よりやや下、完全なる西海岸にインド最大の都市・ムンバイ(昔の呼び名はボンベイ)があります。
そして南インド。
ムンバイから西海岸沿いに下がった所に「ゴア」。
さらに下がった所、ほぼインドの南端「ケーララ(ケララ)」。
今回作ってみた『フィッシュフライ(魚のスパイス焼き)』は、このケーララ辺りでお馴染みの料理みたいですよ。