そのお魚。
一般的には高級魚という位置づけですが、スーパーとかで小さいサイズのものは意外とお安く売られているので買ってまいりました。
旬はこの寒い季節・冬ですので、その辺りから考えても是非食べておきたい魚です。
ホウボウについて
表面に結構なヌメリがありますので、調理前には包丁の先でこすって落とした方が良いと思います。
また、まじまじ食べてみると特に数えた訳じゃないですが、やや骨が多い魚な感じです。
料理方法も色々ありますが、今回は基本的な塩焼き・唐揚げ・煮物の3点セットでいきたいと思います。
下処理
その3点セット。
3日に分けて料理する予定なので、買ってきた日に下処理だけは全部やってしまいます。
前述のヌメリとウロコを包丁の先で取り、エラと内臓も取り出して綺麗に洗う。
こうしておけば、次に直ぐ使えるので面倒くさくありません。
ホウボウの塩焼き
そこそこ簡単なレシピ
材料(1人分)
- ホウボウ1尾
- 塩適量
作り方
- 下処理したホウボウに塩を振る
- 焼く(10分ほど)
焼くのに使用したのは、毎度おなじみ「フィッシュロースター」を使っています。
身は意外とモチモチ感が残っていて、ホクホク食べれて美味しかったです。
ホウボウの唐揚げ
そこそこ簡単なレシピ
材料(1人分)
- ホウボウ1尾
- 塩適量
- 片栗粉適量
作り方
- 下処理したホウボウに塩で下味をつけて片栗粉をまぶす
- カラッとするまで揚げる(油をかけながら)
と言っても、少量の油で下半分ほどが浸かった状態とし、上半分には油を手動にてかけています。
その作業がやや面倒くさい気もしますが、“焼き”とは違う揚げたサクッとした食感も楽しみたいので頑張れます。
衣をまとった皮の部分が非常に美味しいですね。
画像では2尾分ですが、その日食べたのは1尾です。
油を使って揚げ物する時って、せっかくやる訳なので何か勿体無いから多めに作っちゃうんですよねぇ。
ホウボウとカブの煮物
そこそこ簡単なレシピ
材料(1人分)
- ホウボウ1尾
- カブ(葉も利用)1個
- 余っていたエリンギ適量
- 昆布適量
- 水400ml
- 酒大さじ2
- 醤油小さじ1
- 塩・黒コショウ少量
作り方
- カブは皮をむき4つに切る
- 昆布は小さく切る
- それらとホウボウ(ぶつ切り)と水・酒を入れて煮る
- 灰汁を取りながらエリンギも入れカブが柔らかくなるまで煮る
- 醤油・塩・黒コショウで調味して5分ほど煮る
- カブの葉を入れもう少し煮る
っていうか、ホウボウというよりも、その出汁を吸い込んだカブが主役のイメージで作っています。
ホウボウも勿論ホジホジして食べますが、カブ本体及びその葉っぱが凄く美味しいのです。
ホウボウなどカサゴ系の魚はこのように美味しい出汁が出るのでも有名。
そういう使い方も出来るお魚なんですね。
カブも非常に柔らかくなるまで結構な時間煮込んでいるので、口に入れるととろける感じ。
その際にジュワッとくる出汁が優しくて美味しい味なのです。
小さく切った昆布を入れていますが、顆粒だしとかを使わずに、それぞれの具材から出る旨味を味わうようにしています。