最近テレビで特集していた、デザートとしてではなくフルーツを“御飯”として食べる『果物おかず』。
気になった私は、まず『リンゴを使って豚肉巻きやレバーとの野菜炒め』を作ってチャレンジしてみました。
特に豚肉巻きは意外と美味しかったと思います。
そして今回は、もうひとつテレビで紹介されていた洋梨を使った料理を作ってみました。
購入後、食べ頃になるまでしばらく保存・保管しておいた洋梨(ラ・フランス)。
ラ・フランスの圧倒的収穫量をほこる山形県産です。
洋梨について
ここで少し洋梨について。
良い感じに柔らかくなったヤツを調理しようと皮をむいている途中、あまりの熟れ熟れ具合にジュルッと2切れほどつまみ食い。
いやぁ、非常に美味しいですね。
食感としては、最初に口に入れるとネクタリンみたいなアタック。
洋“梨”とは言いますが、俗に言う梨のシャクシャク感ではなくて、どちらかと言うとトロッとした食感で桃に近いと思います。
洋梨の追熟(ついじゅく)
知ってました?
洋梨って、木になっている時は完全に熟さない(食べ頃ではない)んですよ。
すごく簡単に言うと、木から取って始めて熟すんです。
その収穫後、しばらく置いておく(保存・保管)ことを「追熟」言います。
つまり、収穫して直ぐにお店に並んでいる場合、買ってきたものをそのまま食べれる訳じゃないんですよ。
常温保管だとその追熟は進み、冷蔵庫に入れるとその進みは遅くなる。
ヘタの周りを指で押してみて、へこむように柔らかくなっていれば良い感じだと思われます。
チーズ系のピザに洋梨
そこそこ簡単なレシピ
材料
- チーズ系のピザ1枚
- 洋梨(ラ・フランス)半分
作り方
- スーパーへ行ってピザを買ってくる
- 洋梨の皮をむいて半分を8等分にする
- 洋梨をのせたピザを焼く(パッケージの説明文参考に)
味としては、酸味はほぼ無くて洋梨の甘さをよく感じます。
熱を通した洋梨のトロッとした食感と、チーズのトロッとした食感を“コク部分の相性”としてイメージして食べると美味しいです。
料理と言うよりも、トマトではなくチーズ系のピザですし、その甘さからデザートピザという印象ですね。
合わせたワインはコンポートを作った際に使用したアラウンド千円イワユル「アラ千ワイン」。
イタリアのアブルッツォ州の白ワインと言ったらこの品種、トレッビアーノ。
香りも洋梨に近いものがありますし、良い意味で軽く無味なので邪魔しないよう合わせてみました。
また、ピザと言えばタバスコですよねぇ。
う~ん。
この辺りは個人の好き好きだとは思いますが、使わない方が良いかも。
あくまでも“甘さ”を意識したデザートピザ的な感じで食べた方が美味しい気がします。
洋梨のコンポート
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- 洋梨(ラ・フランス)2個
- 白ワイン100mlほど
- 水150mlほど
- 砂糖60g
- レモン果汁大さじ1
- カルヴァドス大さじ1
- バニラエッセンス適量
作り方
- 洋梨半分を3等分にする(皮をむいて種・芯は取る)
- 白ワイン・水・砂糖・カルヴァドスを入れて沸騰させる
- 中火で洋梨・レモン果汁を加え落し蓋をして煮込む(10分ほど)
- 洋梨を別容器に取り出して残った煮汁を強火で煮詰める
- 煮汁を洋梨に加えて粗熱がとれたらバニラエッセンスを加えて冷蔵庫へ
- 1日ほど漬けておけば完成
- お好みでアイスやヨーグルトとかご一緒にどうでしょう
果物おかずではなく単純にデザートな気もしていますが、洋梨が余ったので作ることにしました。
コアントローを入れて作る人も居るみたいですが、私はカルヴァドスを隠し味的に入れ、より大人のシロップに。
すごく美味しかったです。
お酒のコクみたいなものが感じられて大人の味わい。
スプーンで洋梨をトゥルッと切って食べ、ときおりアイスやヨーグルトなんかも一緒に食べると味が変わって楽しめます。
洋梨単品だと酸味をあまり感じず甘め。
ですので、ヨーグルトはあった方がより美味しく食べれると思います。