私はその料理を作る時、色々な具材を“ある程度は細かく”切って作ります。
どうなんでしょう。
私の中ではそれが基本的なポトフな気もしていますが、皆さんはどうでしょうか。
いつも作っている、そのタイプがこれ↓
これも同じタイプ↓
上記2つは別々のタイミングで作っていますので食材はその時あったものをそれぞれ使っていますが、具材を細かく切って使うタイプのポトフとしては同系統だと思います。
具材を大きく使う問題のあるレストラン風
がしかし、真木よう子さん主演のドラマ「問題のあるレストラン/フジテレビ」、皆さん見てます?
私、ああいうレストラン系のドラマも好きなのでよく見ているのですが、その「問題のあるレストラン」でポトフが一つのキーポイントになっているんですね。
で、そのドラマのポトフ。
先述した私のポトフとは違って、具材をあまり細かく切らずに結構大きい状態の形のまま煮ているんですよ。
調理中の煮てる時だけでなく、お客さんに出すお皿に盛った時にもその大きい状態なんですね。
決して“ひと口サイズ”じゃないので、食べ難くないのかなぁといつも思って見ています。
ですが、そのザックリカット形式のポトフにもきっと何かしらのメリット・理由があるのかもと考えまして、今回作ってみようと思い立った訳なのです。
ちなみに、レシピに関しては両方のタイプとも基本的には同じで良いのかなぁと思っていますので、ひとつのみ掲載しておきます。
ただ、具材を大きく切って使う場合は単純に煮込む時間も長くなると思いますし。
切った野菜類を全部一緒には鍋に入れずに、火が通りにくい具材から煮ていくことなど、その辺りは適宜調節してください。
ポトフ(具材を大きく切って使うタイプ)
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- ベーコン150gほど
- キャベツ1/4個
- タマネギ(小さめ)2個
- ジャガイモ(小さめ)2個
- ニンジン1/2本
- セロリ1/2本
- ブロッコリー4房
- アスパラガス2本
- 水800ml
- コンソメ(固形タイプ)2個
- ローリエ1枚
- 塩適量
- オリーブオイル大さじ1
- 黒コショウ・パセリお好みで
作り方
- 各具材を大きめ・長めに切る(ジャガイモ・タマネギは皮をむき洗う/キャベツは芯をつけたまま結果1/8サイズに/ジャガイモは5分ほど水に浸ける)
- オリーブオイルでベーコンをしっかりと焼く(両面に焼き目をつける)
- キャベツ・タマネギ・ニンジン・セロリを入れる
- 水・コンソメ・ローリエ・塩を加え中火で煮る
- 沸騰してきたら灰汁を取り弱火で蓋を少し開けて煮込む(45分ほど)
- その後、ジャガイモを加えて引き続き煮込む(15分ほど)
- 最後に、ブロッコリー・アスパラガスも加えて引き続き煮込む(8分ほど)
- 器に盛って黒コショウやパセリとか散らすのはどうでしょう
ちなみに今回私が調理に使用した鍋は、STAUB(ストウブ)のピコ・ココット ラウンド22センチ。
キャベツのサイズ感にもよりますが、結構ギリギリの容量でした。
使用する鍋や器によって野菜類のカットする大きさを調節してください。
特にこの寒い時期のポトフは体が暖まりますし、何より材料を切って煮込む調理方法はシンプルで簡単ですから。
もちろん本当は、フォン等(この場合“など”ではなく“とう”と読んで頂きたい)を使った方が良いのでしょうが、固形コンソメを利用しているのでより簡単です。
ポイントとしては最初にベーコンを焼くようにして、ベーコンの旨味をソコで出すということでしょうか。
ポトフは“おかず”なのか?
今回作った、具材が大きい状態のままのポトフ。
これ、結構食べごたえがありましたよ。
と言うか、これだけ具材が大きいと「ポトフをおかずとして別に白御飯やパンを食べる」というスタイルではなく、これ一品で満足できそうな料理です。
しっかり時間をかけて煮込みましたので、各具材は柔らかく仕上がりました。
ナイフなんかは当然必要無く、フォークも使わずにスプーン一つで切って食べれるほどです。
一見ポトフはスープ料理のイメージもありましたが、この形式にすると“野菜料理”だと思えますね。
いや、ベーコンも豚の角煮みたいに柔らかく調理されていて美味しかったので、ある意味主役と考えると“肉料理”なのかも。
ポトフは具材を選ばないところが良い
「ポトフは具材を選ばない」と言いましょうか、それ、結構重要なポイント・メリットだと思います。
私の場合、ベーコンやキャベツ辺りは外せない食材ですが、それ以外は現状冷蔵庫に余っている野菜類を適当に使って良い気もします。
そういう意味では非常に万能で有能な料理であると言えますよね。
そんなシンプルな調理方法の中でも、やっぱり少し他とは差を付けたいなぁと思うところもあり、次作る時は「ブーケガルニ」とか使ってみようと思います。