久し振りにインド料理のブログ記事。
もろもろ“インド料理を作ってみる”ことで、知識や経験を得ようと始めた訳ですが今回で【インドへの道 #15】。
インド料理としてお馴染みで一番有名なのは「タンドーリチキン」でしょうか。
そもそもインドの“肉料理”と言うと単純にチキンが多いかと思います。
で、今回はそれと双璧を成すと言っても過言ではない『シークカバブ』のお話。
名前としては有名で、よく耳にする料理ではないでしょうか。
シークカバブ(ひき肉の串焼き)/北インド
このお料理の名前『シークカバブ(シークカバーブとも言う)』。
発音的な違いから色々と呼び名があるようです。
肉を長い串に刺して焼いたという意味
よく聞く「ケバブ」という言葉あるじゃないですか。
魚が使われる場合もあるみたいですが、基本的にはイワユル焼き肉料理「ケバブ」。
ケバブはトルコの言葉ですが、インドで言うと「カバーブ」。
あの辺り中近東地方の国々で微妙に発音が違うみたい。
インドではシーク=長い串・カバーブ=焼いた肉という意味で「シーク・カバーブ」。
トルコでは「シシュ・ケバブ(訛ってシシカバブーとも)」と呼ぶ感じです。
そこそこ簡単なレシピ
材料(5本分ほど)
- 合い挽き肉300g
- タマネギ1/4個
- 香菜(パクチー)1/2株
- おろしニンニク小さじ1
- おろしショウガ小さじ1
- 塩小さじ1
- サラダ油大さじ1
- コリアンダー小さじ2
- ガラムマサラ小さじ1
- クミン小さじ1
- 黒コショウ小さじ1/2
- カイエンヌペッパー小さじ1/4
※コリアンダー以下はパウダースパイス
作り方
- サラダ油でみじん切りにしたタマネギを強めの中火で炒める(薄く色づくまで)
- ボウルに入れて粗熱を取る
- みじん切りにした香菜・ニンニク・ショウガ・塩・パウダースパイスを入れて混ぜ合わせる
- 挽き肉も加え粘り気が出るまで練り合わせて冷蔵庫におく(1時間ほど)
- 手にサラダ油を塗り串を包むように細長くタネを成形する(両端は細めに)
- オーブンシートを敷いてオーブンやフィッシュロースターで焼く(15分ほど)
っていうか激ウマです!
まずスパイシーな味付けが良いですし、ギュッと詰まった食感からのジワッとくる肉の旨味が最高に美味しいのです。
決して柔らかくはないですが、その位の固さの噛みごたえがあった方が絶対に美味しいと感じると思います。
また、似たような感じの料理に「つくね/鶏の挽き肉」がありますが、成形する際に比べてシャバシャバにならずにシークカバブの方が明らかに作り易かったです。
タネをこねている最中は固いのでやや大変ですが、その価値アリの美味しい料理が出来ました。
挽き肉は300gほど使って5本の串が作れましたので1本分60gという計算ですかね。
ちなみに、本来シークカバブには羊や山羊の肉を使うようですが、私は牛と豚の合い挽き肉で代用しています。
グリーンチャトニというソースは必須です
上記画像の右側に見える液体。
何だか分かりますか?
これ、「グリーンチャトニ」というシークカバブを食べる時に使うソース(タレ)です。
チャトニ(チャトニーとも言う)は、インドでは一般的な調味料的存在で“チャツネ”なんていう呼び方もあるみたい。
で、そんなグリーンチャトニをはじめて作って食べてみましたが結論から言うとマストアイテム。
絶対にシークカバブに合わせて食べた方が良いソースです。
レシピは下記になりますが本当はミントも使います。
私はミントが苦手なので入れていませんが、その辺りはご調整お願い致します。
材料
- 香菜(パクチー)1/2株
- ししとう3本
- プレーンヨーグルト小さじ1
- レモン汁大さじ1
- 砂糖小さじ1
- 塩小さじ1/2
作り方
- すべての材料をミキサーにかける(ペースト状にする)
で、作ってみたら味見しますよね。
グリーンチャトニを単品で舐めてみると正直すごく辛いのです。
「うぉっ、結構な辛さだなぁ。レシピ間違ったか?」と思うのですが、シークカバブに合わせて食べると丁度良い味になるのが不思議なところ。
というか美味しさ倍増します。
さらにスパイシーで辛さもアップするのですが嫌な感じのソレではありません。
どちらかと言うと、逆にスッキリと爽やかさがアップしている印象。
ですので、最初から使うのではなくて途中の味チェンジ用のタレという位置づけでしょうか。
今回はシークカバブに使いましたが、その他お肉料理全般のソースとしても合うみたいです。