この前ふとテレビを見てましたら、その料理を話題のものとして特集してましたよ。
『焼くことでフレッシュチーズ・モッツァレッラになる』みたいな。
「う~ん、ソレだったら最初からチーズ買えば良いじゃん」とも思いながら見ていました。
ですが、食べてみた出演者の方達の感想が意外と良い感じ。
「酸味の強いチーズという感じ」「馬鹿にしてたけど美味しい」など。
だったら、私は乳製品大好き人間イワユル『ミルカー』ですから、試しにやってみることにしました。
話題の「焼きヨーグルト」を作ってみる
そのレシピ
テレビで言っていた「焼きヨーグルト」のレシピは下記。
- 無糖ヨーグルト 200g
- 砂糖 大さじ1~2
- 170度のオーブンで30~35分
で、フレッシュチーズになるとのこと。
う~ん。
本当でしょうかねぇ。
ビヒダスでやってみた、その工程
買ってきました、『ビヒダスBB536プレーンヨーグルト/森永乳業株式会社』。
これを利用しまして作ってみたいと思います。
砂糖を混ぜた約200グラムほどのヨーグルトを耐熱皿に入れて準備完了。
はたして出来るのでしょうか。
その一部始終を見よ。
まずオーブンで30分
固形感が薄まって水っぽくなったような。
食べてみると酸味は残っており、温かくなったヨーグルトジュースみたい。
湯気も出てるし確かに熱は入っているが、チーズになっているかというと明らかに違いますね。
その最中にオーブンの中を見たりしていましたが、グツグツした感じも全然ありませんでした。
と言うのも、我が家のオーブン調子悪くて。
全然熱量が足りていない感じなんですよねぇ。
やんわりと温かくはなるのですが、モワッとこないと言うか。
次にフィッシュロースターで12分
オーブンでは熱量が足りない。
そんな時は絶大な信頼をおいている、毎度おなじみ「フィッシュロースター(名機・象印EF-VT40)」を使って焼いてみました。
したら5分ほどでグツグツ言い出しましたよ。
表面もボコボコとなり、シチューみたいな感じです。
逆に、こっちだと火力が強過ぎるのか?
明らかにヨーグルトの固形部と水分とが分離を始めたようです。
耐熱皿のフチ側とか焦げていますから、ちゃんと“焼け”ていると思われます。
ある意味そのパサパサな感じ。
悪くない味です。
湯気の煙にのってくる香りはまだヨーグルトを感じさせます。
さらにもう10分ほど
そのままの状態で耐熱皿をフィッシュロースターに再度入れまして、さらにもう10分ほど。
ですが、その量がめちゃめちゃ少なくなってしまいました。
かき集めてみると、「こんなん出ましたけど」程度の量しか残っていなくションボリ。
食べてみると、酸味の強いチーズにはなりましたが、一つ前の状態とあまり変化がありませんね。
量が少なくなっちゃう問題もありますので、やり過ぎるのは良くないかも。
総評
フィッシュロースターだと熱量があって火力も強いので良いのですが、魚の匂いがしみ付いちゃってるので、その辺も混ざった感じになる。
ちゃんとしたオーブンがあるのであれば、それがベストなのかも。
あと、「ただ焼けば良い」ではダメでしょうね。
火加減・熱加減が難しいと思います。
また、私は今回“実験的”感覚で、途中で何回かスプーンを入れて味見しました。
ソレも良くなかったんだと思います。
ようは最初の耐熱皿に入れたヨーグルトの形状を崩すことになるみたいです。
途中でゆすったりせずに、優しく焼き上がるのをじっくりと待つことも大事なんだと思います。
でもどちらにしても、30分もかけてしまったらその結果と比べてコストが高いような気が。
だったら最初からモッツァレッラチーズとか買った方が良いんじゃないかなぁとも。