それは冬の定番料理。
皆さん、お好きですか?
そんな『ブリ大根』。
切り身を使って作るのも良いと思いますが、本来ならば鰤の「アラ」を(アラも)使った方が良い気もしています。
「この料理の主役はブリなのか大根なのか」と考えた場合、きっとソレは大根なんだと思います。
煮込んだことによりブリの旨味・煮汁を大根に吸わせ、その大根を噛んだ時の柔らかい食感とジュワッと飛び出る味を楽しむ。
そう考えると、煮る際は切り身よりもアラ系を利用した方がブリらしい味が出るんだと思います。
ただ、アラ自体を手に入れる方が逆に難しかったりもしますからねぇ。
ブリ大根
そこそこ簡単なレシピ
材料(2人分)
- ブリ(出来ればアラも)2切れ
- 大根1/2本
- ニンジン1/2本
- 水200ml
- 酒100ml
- 砂糖大さじ2
- 醤油大さじ3ほど
- みりん大さじ2
作り方
- 大根は皮をむき輪切りに、ニンジンも皮をむき適当な大きさに切る
- ブリを半分に切って熱湯につけ(10秒ほど)、氷水に移して余熱を取る
- 鍋に大根・ニンジンを敷き入れて隙間にブリを入れる
- 水・酒で具材を強火で煮る
- 沸騰したら灰汁を取り砂糖を入れ、落し蓋をして弱火で煮込む(大根など軟らかくなるまで)
- みりんで調味して、一旦冷ました方がベスト
水分量がやや多めだったからでしょうか、色が若干薄めな気もします。
ですが味自体はしっかりと付いていたので美味しかったです。
何て言うんでしょう、上品なお味とでも言いましょうか。
画像では隠れて見えませんが、大根の輪切りが2つ。
ブリ1切れを半分に。
というのが、ちょうど良い一皿分の量ですかね。
STAUB(ストウブ)の鍋でブリ大根を
今回、このブリ大根の調理には『STAUB(ストウブ)ピコ・ココット ラウンド22センチ』の鍋を使って煮込みました。
ストウブの鍋ってフタがきっちりと閉まり、密閉された中で具材を煮込んだその蒸気で調理するのが特徴・利点でもあります。
ですがそうなると、汁気が飛ばないというか煮詰まらないというか。
なので、あまり濃い色になり難いのかなぁとも思います。
カレーとかシチュー、スープに代表される“結果的な水分系料理”にストウブの鍋は良いかも知れませんが、煮魚などにはテクニックが要りそう。
一般的に掲載されているレシピよりも、水は結構少なくした方が良いのかも。
美味しい煮物料理は染み込み率が決め手
そして翌日にも意図的に残しておいたブリ大根を食べましたが、その方がやっぱり美味しいですね。
大根への煮汁の染み込み率がダンチです。
暑い季節ではなかったので、ストウブの鍋の中にそのまま残した状態でほぼ丸一日放置。
もちろん冷めているので、食べる前に再度火にかけ温め直したらまぁ美味しいこと美味しいこと。
と言うことはですよ。
食事・献立のジュルスケを考えて、“本当に食べたい日”の前日にこの調理をしておき味を染み込ませておくという流れが良さそうですね。
※夏場など暑い時期の常温放置は危険ですのでやめましょう。
ブリの塩焼き
そこそこ簡単なレシピ
材料(1人分)
- ブリ1切れ
- 塩適量
作り方
- ブリの切身に塩を振って、しばらく置く
- 水気を拭いて軽く塩を振る
- 焼く(10分ほど)
塩振ってしばらく置いておく。
出てきた水分を拭いて焼くだけ。
ポイントとしては「下処理の為の塩」と「味付けの為の塩」を意識的に使い分けて、このような処理をすることにより臭みも和らぎ美味しく頂けると思います。
で、冷蔵庫に余っておりましたオクラも一緒に焼いてみました。
このオクラ。
味もさることながら、画的に緑色が入るので良いですねぇ。
焼き魚をお皿に盛り付ける際、私はその味の好みから「大根おろし:白・レモン:黄色」を基本的にはよく使います。
そして本来ならば「笹:緑色」が良いのですが、そんなオシャレなものは持っていません。
その緑色の部分を大葉だったりレタス系で補っています。
オクラであれば単品として考えても一つの食材な訳ですし、味・色合いなんかも増えて良い感じですよ。