新しくモノを購入する時などは、本当にソレが必要なのかを熟考して「買う・手に入れるのであれば、出来れば一生使えるモノを」という、ある意味“終活”を意識しています。
で、今回、中古の『南部鉄器(だと思われる)の急須』を頂きました。
有難うございます。
30年だか40年前位に行った岩手県への旅行のお土産に購入したような記憶。
数年間は使用したそうですが、それ以降はずぅっと棚に飾っていたモノだそうです。
この急須で、過去記事『かっぱ橋道具街で南部鉄器の鍋を購入』で書きましたが、ソレに続いて南部鉄器(だと思われる)は2つ目となりました。
急須は今まで『萩焼(はぎやき)/山口県』のを使っていましたが、これからはこの南部鉄器のも使っていきたいと思います。
中古の南部鉄器急須をお手入れしてから使ってみる
ずぅっと使われていなかった訳ですから、それなりの汚れやサビが付いていました。
ですので、一旦クリアという意味合いでしっかりと中も外も洗いまして、結構な茶色というか黒というかススみたいなものが取れましたよ。
サッパリしたそのご雄姿↓
バックショットも↓
サイズは小さめですが、やはり鉄。
それなりにズッシリとくる重さはありますよ。
鉄瓶じゃないので直火はNG
鉄瓶ではなくあくまでも急須なので、コレを直接火にかけお湯を沸かして・・・という使い方ではありません。
茶こしが付いているので、お茶の葉を入れて沸かしたお湯をこの急須に注いで使用するという本当に一般的な急須の使い方だと思います。
また、お湯を入れると本体部分は相当な熱さになるので手で触れません。
ですので、置く場所にもよると思いますが急須敷き的なモノを使わないと少し心配ですね。
本体部分は結構熱くなりますが、持ち手・ツル部分はほとんど熱くなりませんので素手で持ってお茶を注ぐことが出来ます。
使い勝手とかサイズ感
実際に使ってみて、良いと思うところ。
以前から使っている萩焼のは、お茶を注いだ後にクチから垂れてしまうのです。
どんだけ気を付けてやったとしても、まぁ100パー垂れますよ。
それに比べて南部鉄器のは大丈夫。
水切れが良いというか。
対して、良くないと思うところ。
萩焼のは大体2人分ほどのお湯が入りますが、南部鉄器のはその半分程度。
1人分ほどのサイズ感なので、単純に小さいのです。
内側のホーロー加工
基本的に南部鉄器の急須は、外側は鉄。
で、内側はホーロー加工されているそうです。
ちなみに、南部鉄器・鉄瓶でお湯を沸かして使うメリットには「鉄瓶内部から出る鉄分が補給できる」ということがあります。
ですので厳密に言うと、内部がホーロー加工された南部鉄器急須を使って“普通に沸かしたお湯”でお茶を入れても鉄分補給にはならないようですね。
私が今回頂いた南部鉄器(だと思われる)の急須も、それがホーローなのかはよく分かりませんが内部の加工は外側のものとは違っています。
しかし、ホーロー加工っぽくないし、剥がれてしまっている感じでもありキズも少し付いているみたいで、言わば鉄がむき出しになっている感もあります。
バックショットも↓
急須としての使用に問題は無さそうですが、う~ん、どうなんでしょう。
逆に、鉄分補給ができる急須として喜ぶべきなのでしょうかねぇ。
様子見しながら使っていこうと思います。
今後ともヨロシクドウゾ。