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耐熱でも安心できない!ポットの白化現象とは[KEYUCA冷水筒編]

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KEYUCA(ケユカ)の冷水筒
以前、当ブログで紹介しました麦茶ポット用の『KEYUCA(ケユカ)の冷水筒』

新しく追加購入した訳ですが、前から使用していた方の本体表面が白く曇った感じになり透明性が無くなりました。

こんな感じです↓


画像で分かりますでしょうか。

現象としては丁度お湯・水を入れている分量(2リットルほど)部分が白い汚れのようになっています。

向きを変えてのもう一枚↓


さて、この透明性が無くなった白い部分は一体何なのでしょうか。

以前にホーロー鍋の焦げや汚れが重曹で簡単に取れたこともあり、今回もそういった何かしらの科学的な方法を使えば元通りになるだろうと思っていてシバラクほうっておいたのですが・・・

で、今回その白い汚れらしきものを落としてみようと思い立ち。

がしかし、結論から言うとまったく落ちませんでした。(泣)

今回のブログ記事では実際に対処してみた事柄や落ちなかった理由などについてまとめておきたいと思います。

KEYUCA(ケユカ)麦茶ポットの白い汚れを落とそうと試みる

まず、このKEYUCA(ケユカ)の麦茶ポットについて。

本体の耐熱温度は100℃。

本体材質はメタクリル樹脂。

ガラスのようにも見えますが、いわゆるプラスチック製品という感じだと思います。

白い汚れは私の麦茶抽出方法が原因なのか?

私の麦茶パックからの抽出方法としては基本的には“水出し”なのですが、ミネラルウォーター系を使わない場合その水道水にやや抵抗があるんですよ。

ですので何となくのイメージになってしまいますが、一度沸騰させれば良いのではないかと。

で、このKEYUCA(ケユカ)ポットに沸騰させた直後のお湯を入れるのは流石に気が引けるので一旦冷まします。

手で触ってみて熱くなくなった頃合いに、麦茶パックと共にポットにお湯を注いで2時間ほど抽出するような使い方をしていました。

このような使い方を何回か繰り返していたら、このKEYUCA(ケユカ)の麦茶ポット本体表面に白い汚れが付いた状態に。

ただ、もう一つ別に持っている同じようなプラスチック製品の麦茶ポットで同様の使い方をしてもそちらでは白く曇る感じにはなりません。

ポットの構造上の違いやメタクリル樹脂という素材が影響しているのでしょうか。

カルキ汚れ・水垢には『クエン酸』を

色々と調べてみると、お湯・水に含まれるカルキによって白くなる場合もあるようです。


そのカルキ、いわゆる水垢に効くのが『クエン酸』です。

麦茶ポットの白い汚れのラインが大体2リットルほどでしたので、その分のぬるま湯とクエン酸(大さじ4)を入れました。

本来もっと全然少ない配合・クエン酸濃度でも良いと思いますが何か心配性でして・・・

しばらく置いておいても何も変化がありません。

白くなっている内部を少しこすったりもしてみましたが落ちる気配がありません。

汚れの分解的な時間が必要なのかもと考え、一晩そのままに。

茶渋汚れなどには『重曹』を

そして、クエン酸を入れて一晩経っても変わりがありませんでした。


以前『ホーロー鍋の汚れを重曹で』取れたという経緯もありますので、次は重曹を使って落としてみることに。

クエン酸を一旦出して、ぬるま湯に重曹を混ぜてポット内でシャカシャカ振りまくった後にスポンジで洗うという方法です。

重曹はある意味“研磨剤”的要素もあります。

ですが、まったく麦茶ポットの白い汚れは重曹でもダメで落ちません。

茶渋汚れなどに重曹は効くようですので、今回の件は単純なそういった汚れの沈着ではない。

また、クエン酸で分解・中和できるカルキ汚れということでもなさそうですね。

アクリル系プラスチック(メタクリル樹脂含む)における『白化現象』

実際にKEYUCA(ケユカ)の問い合わせセンターへメールにて聞いてみたところ、『白化』ではないかとの返答が。

白化を簡単に言うと、プラスチック系の素材に何かしらのストレスや負荷がかかると表面にすごく細かいキズが無数に入る。

ストレスや負荷というのは、過度の圧力・衝撃・温度などから来るようです。

そういった刺激や急な温度変化があると細かなキズが入ってしまう。

その無数に入ったキズにより(光の屈折なども含めて)白く曇ったように見える現象。

たしかにプラスチックの板を曲げたりすると、その部分に筋が入るというか白くなる現象ありますよね。

その『白化』だとすると、何かしらの汚れが付いている訳では無くて物理的な単純なキズ。

クエン酸や重曹を使おうが一度付いてしまったキズは取れない・修復できないというのも頷けます。

KEYUCA(ケユカ)の問い合わせセンターからの回答によると、あくまでも本体にごく微小な亀裂・キズが付いている状態。

ですので、何か汚れが付いていたり素材が溶け出していることでもないので使用には問題無いとのこと。

では、この状態のまま使ってみようかと思います。

その微小な亀裂・キズの隙間などに汚れが付き易いとも言えると思うので、しっかりと意識して洗浄することは必要そうですね。


今回、クエン酸や重曹を使い洗ってみても無駄だったという訳でもなく、ポット上部の通常では洗いにくい箇所(溝の中とか)の汚れは結構落ちてくれましたよ。

それだけでも実施した甲斐はあったと自分に言い聞かせます。

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