以前、琺瑯素材の『月兎印のミルクパン』を愛用しているという記事を書いたのも記憶に新しいですが、今回はそのホーロー鍋の汚れ落としについて書きたいと思います。
1年と半年ほど使っていまして、それなりに汚れてきました。
デミグラスソースとかをコレで作ったりもしていますから、その茶色系の色素が沈着している感じですね。
上の画像では少し分かり難いかも知れませんので、キャメラの露出をなんとなく調節したものも一枚↓
左上側には焦げ付き的な跡、そして全体として色素沈着が見られると思います。
まず、色々と調べてみると“こすって落とす”という考え方として
- 単純に通常洗剤で通常スポンジで洗う
- 金たわしでこする
- 激落ちくんに代表されるメラミン系スポンジでこする
などが挙がりますが、後者二つはあくまでも「削っている」イメージですから、せっかくの琺瑯素材が剥がれちゃったりキズが付いてしまったらソコからまた汚れることも考えられそうです。
さらに調べてみると「重曹を鍋に水と共に入れて沸騰させる」という方法が良さそうな感じです。
重曹も研磨作用があるようですが、物理的に削るというよりも何だか科学の力で汚れを取ってくれるような感じも受けましたので、この方法を採用することにしました。
重曹で煮ることで汚れを落とす(お掃除する)
ともあれ買ってきました。
普通にスーパーで売っていると思います。
この60gサイズで80円でした。
重曹というもの自体はよく名前は聞いていました。
が、それは「掃除」的な部類の話としてです。
重曹を含ましたスポンジを使って、お風呂掃除とかシンクを綺麗にするとかなんとか。
まぁ、掃除という意味合いであれば、今回のもホーロー鍋の掃除なんだから一緒なのか。
あと、裏面とかにも書いてあるのですが、豆を煮る時に使うと柔らかく仕上がるようです。
ふむふむ。
とすると、この重曹は「洗剤」というイメージが強かったのですが、“調理にも使える”つまり口に入れても大丈夫なものということなのでしょう。
賞味期限も書いてあるし。
それならば、なおさら安心な感じで鍋掃除に使えそうです。
実際に火にかけてみた
という訳で、このミルクパンの汚れが大体半分ほどの位置までうっすらと色が付いていましたので、その位置までの水と重曹を大さじ3ほど入れて火にかけました。
火にかけた瞬間から沸騰してきた感じの泡がプクプクと発生。
熱を加えたことによる、何らかの化学反応なのでしょうか。
強火にしてしまうと結構な勢いで泡立ち、目で見て気付かない程度に水滴が鍋から飛び出しています。
その証拠に、その飛び出した水滴が乾くと石灰みたいな感じでガステーブルの表面に残っています。
この辺も化学っぽい感じです。
その石灰みたいなものは軽くこすれば取れましたので問題ないかと思います。
焦げ付き・着色汚れの落ちかたに驚きます
弱火~中火で10分弱。
火を止めて、見てみても鍋底の着色は取れていません。
う~ん、失敗か?と思いましたが、少し冷めたところで中のお湯を出し着色部分をいつもの洗剤とスポンジで軽く洗ってみたところ、あら不思議。
今までの洗剤は何だったのか?と思える位、スルッと着色汚れが落ちましたよ。
結果的に、こんなん出ましたけど↓
いやぁ、やって良かったですね。
ここまで綺麗に落ちるとは思っていなかったので。
Cath Kidston(キャスキッドソン)マグカップの汚れ落とし
そんな琺瑯素材の『月兎印のミルクパン』の他にも気になっていたのが、この磁器のマグカップ。
頂きモノの『Cath Kidston(キャスキッドソン)』のやつ。
これでコーヒー等よく飲むものですから、その辺の色素が付いちゃっています。
これもやっつけてみました。
上記の様に、火にかけて沸騰させて・・・というのは勿論出来ませんので、カップに大さじ1ほどの重曹を入れて沸騰させた熱湯を注ぎこみます。
しばらく放置。
冷めてきた後、いつもの洗剤とスポンジで軽く洗ってみたところ、あら不思議。
これも綺麗に落ちましたよ。
ただ、内側の角部分が単純に洗い(こすり)難かった為、少し色素が残っていまして。
ですので、さらに重曹をふりかけ少々の水を含ませて割り箸の先っちょで意識的にこすってみたところ、この部分も綺麗になりました。
ミルクパンもマグカップも、汚れを落とす際に普通に手で触れて洗ったりしていましたが、本来ならばゴム手袋とかした方が良いと思いますよ。
終了後、若干ながら手にザラザラとはいかないまでも、サラサラとした違和感は残りましたので。